ポケモンユナイトの統計サイト「UniteAPI」の使い方
トレーナー名から各種データを確認できるポケモンユナイトの統計サイト「UniteAPI」が発表されました。現在は試運転中とのことです。
URL:https://uniteapi.dev/
正式リリース&アップデートに伴い、記事も最新版を用意しました。
以下、内容は試運転時(2022年4月頃まで)のものです。
はじめに
何をするサイト?
膨大な量のプレイヤーの戦績データを収集してまとめてくれるサイトです。
個人の戦績を振り返ったり、環境で勝率の高いポケモンを探したりするのに非常に役に立ちます。MOBAプレイヤーの必須ツールと言っても過言ではありません。
今後データや機能が追加されてどんどん便利になっていくと思われるので、今のうちに基本的な使い方を覚えておきましょう。
画面の見方
タブには各種メニューが表示されていますが、今のところトレーナー名またはユーザーIDによる検索機能のみが稼働中。
試しに、検索ボックスに当サイト管理人のトレーナー名を入れてみるとこんな感じです。

画面左上:トレーナーカード

画面左上にはトレーナー名、ID、トレーナーレベル、ランクマッチのランクが表示されています。隣のアバターは現状うまく取得されていない模様。
その下にはフェアプレイポイント、総試合数、総勝利数、勝率が並びます。
画面左下:ジャンル別データ

画面左下、「Pokémon」タブには使用しているポケモンのもちもの、バトルアイテム、総試合数、勝率が表示されています。
ポケモンは使用回数の多い順に並んでおり、クリックでさらに詳細が表示できます。

詳細画面ではさらにデフォルト設定しているホロウェア、今シーズンと通算それぞれの試合数、勝利数、敗北数、MVPの回数が確認できます。
最後の行に記されているのはそのポケモンのユナイトライセンスを入手した日にちと方法。最初に選んだポケモンは「Start Choise」、ショップで購入したポケモンは「Shop」、イベントで配布されたポケモンは「Event」、レベルアップ報酬で手に入ったポケモン(ヤドラン、フシギバナ)は「Trainer Lv.」です。

「Daily Statistics」タブではその日1日分のデータが確認できます。上から順にMVP回数、試合数、勝利数、敗北数、直近の連勝数、最高連勝数、スタンダード・ランク・クイックそれぞれの試合数です。

「Player Stats」タブはその他の各種データが確認できます。上から順にアカウント作成日、ユナイトライセンス所持数、総MVP回数、最高ランク、いいね!の数、ランクマッチでの総得点数、あしあと、ノーマル・ランク・クイックそれぞれのデータ、一緒に遊んだフレンドです。
あしあとと一緒に遊んだフレンドに関しては現状おそらく上手く機能しておらず、直近のデータのみが計測されています。

「Normal」、「Ranked」、「Quick」の欄をクリックすると、スタンダード・ランク・クイックそれぞれのデータが確認できます。上から順に総試合数、総勝利数、総得点数、総KO数、直近の連勝数、直近の連敗数、最高連勝数です。
「Avatar」タブは未実装ですが、おそらくトレーナーフォトが反映されるようになると思われます。
画面右:バトル記録
画面右側は戦績画面で、使用ポケモン、スタジアム、試合時間、試合時刻、勝敗、お互いの得点が表示されています。「Ranked」、「Normal」、「Quick」のタブに分けられています。

クリックすると試合の詳細が確認できます。ゲーム内のリザルトと概ね同様ですが、追加要素として相手のゴールを阻止した回数とチームダメージシェア(チーム全体のダメージ量に対する自分のダメージ量の割合)も計測されています。ゴール阻止回数は「K|A|I」の「I(Interrupts)」の部分にある数字、ダメージシェアは「Stats」のカッコ内の%表記です。
「Player」のトレーナー名をクリックするとそのプレイヤーの統計画面にジャンプすることができますが、トレーナー名がアルファベット表記でない場合は失敗することがあります。かな表記のプレイヤーの戦績を確認したい場合にはID検索が有効です。ゲーム内のバトル記録画面から「トレーナー情報を見る」を選択することでユーザーIDを確認することができます。
主な用途
自分のプレイを反省する
戦績やデータを振り返って、後の戦いに活かしましょう。
「このポケモンの勝率が意外と高いからもっと使ってみよう」「アタック型のポケモンを使っているのにダメージシェアが少ないのは改善点かもしれない」など、様々な発見や気づきのきっかけになります。
上位プレイヤーを参考にする
ランキングやSNS等で見つけた上位プレイヤーのトレーナー名を入力し、各ポケモンのデータを集めましょう。
特に、そのプレイヤーが得意としているポケモンのもちものやバトルアイテムを参考にして真似することをお勧めします。
マッチング相手をスカウティングする
マッチングした味方や敵のトレーナー名を選択画面やロード画面のうちに入力し、あらかじめデータを確認しながら試合に臨むことができます。
「この人は勝率が高くて頼りになりそうだから、重点的に助けてあげよう」「このカビゴンは使用回数が少ないから練度が低いかもしれない、ミスにも気をつけよう」といった意思決定の助けになります。
おわりに
まだ試運転の段階ですが、正式にリリースされればプレイヤーの強力な味方になってくれることは間違いありません。統計データが増えることで新たな戦術が開発されるきっかけも増えたりと、ゲームの更なる面白さを生み出す助けにもなるでしょう。
今後、「UniteAPI」の機能が拡張されていく、または類似サイトが新しく発足する等の展開が予測されます。それらを余すことなく使いこなせるよう、期待して準備しておきましょう。
何か有益な追加情報があれば当サイトやTwitterでも発信していく予定ですので、是非ブックマークやフォローをしてお待ちください。よろしければ拡散にもご協力をお願いします。
追記1:ポケモンの詳細データ
UniteAPIに各ポケモンのデータページが追加されました。
解析された内部数値を元にした正確なステータスなど、従来の検証では算出が困難だった部分も明らかにされています。
URL:https://uniteapi.dev/db/pokemon
さらにこの度、当サイトはUniteAPI運営のIcarus氏に承認を頂き、UniteAPIのデータを引用させていただけることになりました。
ステータスやわざの威力・効果に関する数値を詳細に知りたい方、読みやすい日本語の情報を探している方のために、当サイトでこれらの詳細データをまとめています。以下のページからご確認ください。
追記2:戦績統計データ
各ポケモンの使用率・勝率の統計データが追加されました。
現行パッチで人気のポケモンや強いポケモンが一目でわかるようになり、いよいよ統計サイトとして本領発揮といったところ。貴重なデータなので、是非とも活用していきましょう。
URL:https://uniteapi.dev/meta
メニューから「Meta」のページを開くと各ポケモンのアイコンと以下のグラフが表示され、アイコンをクリックするとポケモンごとのデータが表示されます。

使用率
「全ての試合のうち、何%の試合でそのポケモンが使用されているか」を示す割合です。高ければ高いほど人気があるポケモンと言えます。
プレイヤーとしては、使用率の高いポケモンの使い方や対策を知っておくことが重要です。
使用率の高いポケモンは、環境におけるキャラパワーが高いケースがほとんどです。また、それ故に低レベル帯のプレイヤーも多く使用するため、勝率は実際の強さからイメージされる水準よりやや低い値になる傾向にあります。
使用率の低いポケモンは、アップデートによる上方修正を受けやすい傾向にあります。ただし、使用率に反して勝率が高い場合や、習熟度の高いプレイヤーが並外れた勝率を叩き出している場合はこの限りではありません。
勝率
「そのポケモンが使用された試合のうち、何%の試合で勝利しているか」を示す割合です。高ければ高いほど強いポケモンと言えます。
環境全体での勝率が高いポケモンは、ステータスやわざのダメージなど、基本的な性能が他のポケモンより高い場合がほとんどです。プレイヤーとしては、勝率が高いポケモンの扱いを心得て積極的に起用することでレートを上げやすくなると言えるでしょう。
使用率との兼ね合いもありますが、基本的に数値は50%よりやや低い程度に落ち着くのが正常で、そこから乖離すれば乖離するほどゲームバランス上まずい状態にあると言えます。目安としては51~52%でかなり強い部類、それ以上は"ぶっ壊れ"という認識です。
勝率の低いポケモンも、アップデートによる上方修正を受けやすい傾向にあります。ただし、使用率が極端に高い場合や、習熟度の高いプレイヤーが並外れた勝率を叩き出している場合はこの限りではありません。
なお、勝率の表示は計算方法に応じて、「WR」「Mirror Acc WR」「Mirror Biased WR」の3種類があります。ミラーマッチ(そのポケモンが両チームにいる場合)の扱いがそれぞれ異なります。

WRは「Naive Win Rate」とも呼ばれ、ミラーマッチを1勝1敗として計算します。ぱっと見の統計結果として扱いやすい分、使用率の高いポケモンが50%に近い数値になってしまう傾向があります。
Mirror Account WRは、ミラーマッチを0勝0敗として計算します。これはすなわち「そのポケモンが片方のチームにのみいる場合の勝率」であり、そのポケモンがチーム構成全体のパワーに与える影響力の大きさとも言えるでしょう。
Mirror Biased WRは、ミラーマッチを1勝0敗として計算します。単純に「総試合数のうちの勝利数のみを数えた割合」であり、その名の通りプラスに偏った数値になりますが、Naive WRの傾向を無視して比較できる利点ができます。
平均バトルデータ
バトルデータ(主にゲーム内のリザルト画面で表示されるもの)の平均値を示すグラフです。

左から順に得点、KO回数、ゴール阻止回数、アシスト回数、ダメージ量、被ダメージ量、回復量を表します。
これらの数値は、そのポケモンが果たせる役割の目安になります。自分のリザルト画面を見返した時に、その数値が平均を大きく下回っていた場合には自身の立ち回りを見直すのが良いかもしれません。
その他、日を追うごとの使用率と勝率の変化なども掲載。データは今後も追加される予定なので要チェックです。
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